日本の文化(年中行事)辞典⇒⇒⇒⇒⇒ 建国記念の日はなぜ2月11日なの?(歴史・豆知識)
建国記念の日はなぜ2月11日なの?(歴史・豆知識)

2月11日は建国記念の日で祝日となっていますが、

なぜ建国記念の日は2月11日なのでしょうか?

建国記念の日に関する身近な疑問を調べてみました。


@なぜ2月11日が建国記念の日なの?


それは、日本の初代天皇(古事記、日本書紀による)であり、

日本を初めて統一して「ヤマト(大和)朝廷」を築いた

日本神話最大の英雄である、

神武天皇(じんむてんのう)(紀元前711年-紀元前589年)

が即位した日だからです。

「日本の誕生を祝う日」なのに、祝日の日を移動するのは

おかしいので、建国記念日にはハッピーマンデー制度

(祝日が月曜日に移動する制度)は適用されません。



Aいつから2月11日が祝日になったの?(歴史)

実は、2月11日はかつての祝日の1つ:紀元節でした。

※紀元節とは・・・神武天皇の即位日の事を言い、

1872年(明治5年)に祝日として定められました。

しかし、第二次世界大戦後、
1947年(昭和22年)、片山哲内閣により、

日本国憲法にふさわしい祝日の法案に紀元節が

「建国の日」として盛り込まれていましたが、

連合国軍最高司令官総司令部より削除され、

2月11日は祝日でなくなってしまいました。

その後、1957年に自由民主党の

衆議院議員らによる議員立法として「建国記念日」制定

の法案が出されましたが、日本社会党は

「神武天皇即位の年月は、歴史上、科学的に根拠が薄弱であり、

今後学問的検討を待って決定すべきではないか」

「過去において、神武東征の物語りが、

征略国家として太平洋戦争において利用され、

日本の進路を誤まらせたものではないか」

などと批判してなかなか法律は制定されませんでしたが、

祝日の名前を「建国記念の日」に変えて

「日本という国が出来た事を記念する日」という解釈を出来る

ようにした事で1966年(昭和41年)6月25日

祝日法改正案は成立しました。



B建国記念の日にはどんな意味が込められているの?

建国記念の日の趣旨は「建国をしのび、国を愛する心を養う。」

という事が祝日法に記載されています。

建国記念の日には日本で生まれた事を感謝してみる

良いのではないでしょうか?
mixiチェック
日本の文化(年中行事)辞典トップへ戻る