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秋分の日はなぜ祝日なの?(意味・歴史・豆知識)

昼と夜の長さが同じとなると言われている

秋分の日(9月23日頃)は日本の祝日に指定されていますが、

なぜ秋分の日は祝日なのでしょうか?

早速、秋分の日に関する身近な疑問を調べてみました。



@「秋分」ってそもそも何を意味してるの?(意味)

秋分とは二十四節気の第16番目を指します。
(二十四節気の第1番目は立春です。)


二十四節気とは太陽が見える位置によって

24等分してその分割点を含む日に

季節を表す名称を付したものです。そして、

秋分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈みます。

※地球の公転についてはこちらを参照下さい。


Aなぜ秋分の日は祝日なの?(歴史・由来)

古来から農村部では春分には、農作物の豊作を祈り

秋分には豊作を祝う自然信仰があり、山の神様である

祖先の霊を春分以前に山から里に迎え、秋分以降に里から

山へ送る儀式が行われていました。

しかし、仏教が浸透すると、太陽が真東から昇り

真西に沈む事から、人々は「幸福にみちみちている死後の世界

、極楽浄土」に思いをはせるようになり、いつの間にか

生を終えていった祖先を供養する行事となっていきました。


明治時代になると秋分の日を、歴代の天皇・皇后・皇親

の霊を祭る儀式「秋季皇霊祭」と定め、

一般市民の間でも祭り日として定着していきました。

その後、1948年祝日法の制定によって

秋分の日は、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」

として祝日に指定される事となりました。


B本当に昼と夜の長さは同じなの?(豆知識)

秋分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈む為、

「昼と夜の時間が同じ」と言われますが、

実際には昼の方が長いです。(春分の日も同じです。)

これには、以下の理由があります。

@太陽の上端が地平線と一致した時刻を日出あるいは日没

定義しているため、太陽が地平線から現れたら日の出、

太陽が沈みきった時点で日没となる為、

必然的に昼の方が長くなります。

A大気による屈折で太陽の位置が実際より上に見えるため、

太陽が上に見える角度の分、日出が早く日没が遅くなります。

その為、秋分の日の昼の長さは平均12時間7分

夜の長さは平均11時間53分となっています。

※春分の日も昼の長さは平均12時間7分、夜の長さは

平均11時間53分となっています。
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